全然悪くない
本当に落ち込んだり、元気がないとき、笑顔を見せたり、がんばるよ。と答えられないときがあります。
心にまったく余裕がないとき、私は心のドアを閉じてしまうところがあるのかもしれません。実際にはドアは開いているように見せかけていることもあるけれど。ドアにチェーンをかけたまま、半開きの向こうへとむしろ明るく声をかけることもあるけれど。
でもやっぱり、ドアは開けるためにあるのだと気がつきます。 ドアは向こう側に出かけるためにあるのだと思うのです。
気持ちが下を向いて歩いていると、すれ違った子供がにこっと笑いかけてくれます。
沈んだもやもやの中から開いたパソコンの画面に、偶然の贈り物のような言葉が浮かび上がってきます。
落ち込んで、くやしまぎれに作ったパンが奇跡みたいにふんわりと焼き上がります。
涙が落ちないように見上げた空に、飛行機雲がぐんぐんと竜のように伸びあがっています。
地団駄を踏もうとして、ふと道端で見つけた十字架の形の真っ白い花、
愚痴をこぼそうと思った瞬間に、耳に入る小鳥のさえずり、
ため息をついたとたんに、若葉をゆらす風の音色、
そして、ばったり出会った友達の優しい優しい声。
うまくいかないことも多いけれど、こういう日々も悪くない。
迷ったり、悩んだりするのも悪くない。
生きているのって全然悪くない。
何だか説明のつかない何かに助けてもらって、私は今日もふらふら、あたふたしながら、どこまでも続く道を歩いています。
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いつも誠実に物事をみようとされているnikoさん、大事なことをごまかさずにしっかりと捉えようとされているnikoさん、ときにはやはり気持ちが沈むようなこと、前向きになれないときってありますよね。私も今週はなんとなく後ろ向きというか、停滞気味でした。そんなときにでも、すこし心を開いてみれば、自分を支えてくれること、もの、ひとたちが周りにいるんですよね。
nikoさんの抱えていることについて、関連があるか分かりませんが、お時間のあるときに↓のスピーチきいてみてください。マッキントッシュのApple Inc.やPIXARの創始者、Steve Jobsがスタンフォード大学の卒業式に招かれて卒業生に贈ったスピーチです。たぶん、すこし、あるいはたくさん、元気がもらえるんじゃないかなと思います。
http://www.americanrhetoric.com/speeches/stevejobsstanfordcommencement.htm
投稿: michi | 2008年4月26日 (土) 02時11分
michiさん
温かいメッセージをありがとうございます。Steve Jobsのスピーチ聴きました。人生は自分を信じる力を培うために、それを行動で確かめるために、用意されているのかもしれないなあ、とじんとして少し涙が出ました。いつか、今のこのあがきが、素晴らしい人生のチャンスだったと思えるときがくるのかもしれませんね。彼のメッセージを聴いていると、内容そのものにも、もちろん心を打たれましたが、これを教えてくれようとしたmichiさんの気持ちも何だかまっすぐに伝わってきました。"Don't waste it living someone else's life. Don't be trapped by dogma -- which is living with the results of other people's thinking." michiさん、本当に大きな力をいただきました。ありがとうございました。
投稿: niko | 2008年4月28日 (月) 01時48分
一言一言ほんとによくわかります。
どうしてあのもやもやをこんなきれいな言葉で誰でも理解できるように綴れるんだろうと思いました。
私には胸の中のからまった毛糸の束のようで、自分でもちゃんと向き合えない物なんですのに。
そしてどんな時も絶対悪くない!ぜんぜん悪くない!
私も断然そう思います。
今はそういう時、きっとなにかが見つかる時かも知れない、とも思います。
(大きな宝物見つけたらまた教えてくださいね。)
上記nikoさんのコメントの英文とても考えさせられました。大切な言葉をありがとうございました。
投稿: さくら | 2008年5月11日 (日) 14時55分
さくらさんのような何事も前向きに捉えられる方でも、もやもやした気持ちになることがあるのですね。言葉にできない色々な思いを理解していただけて、それだけでとても嬉しいです。ありがとうございます!大きな宝物、見つかるといいなあと思います。10年後に振り返ったら、一番の宝物は今なのかもしれない、と言い聞かせています。
投稿: niko | 2008年5月13日 (火) 12時03分
nikoさん、おはようございます^^
心はコロコロ、明暗あってもそばに光がさしこむことを知っていれば、そのコントラストを楽しめる人生、ぜんぜん悪くない♪
nikoさんに1票です^^
自分と真剣に向きあうほど、頭が下がってくることってありますよね(笑)その葛藤から逃げる道はたくさんあるけれど、小さな花に笑顔をもらえるnikoさんの言葉が胸に響きます。
日本は新緑爽やかな時期です。アスファルトを潤す街路樹を見上げると透けて見えるハッパと木漏れ日がキラキラしていて、笑顔になります♪
nikoさんのエントリーのおかげで、あらゆるところに、気持ちを支えてくれる人や物があることにあらためて感謝しました。
ありがとうございます^^
投稿: びっちゃん | 2008年5月16日 (金) 05時55分
びっちゃんさん、コメントありがとうございます!コントラストを楽しむ人生、本当に全然悪くないですね!日本の新緑の美しさを、頭のなかで思い描いています。こちらの緑もとても美しいけれど、日本の水を含んだ柔らかい若葉の木々を想像すると、心が優しくなります。DNAは日本人なんだなあと痛感するこのごろです。若葉を輝かせる温かい太陽の光、何だかびっちゃんさんの言葉のようです
こちらこそ、いつも助けていただいて感謝の気持ちでいっぱいです!
投稿: niko | 2008年5月21日 (水) 02時53分
(大和の国に帰ろうのコメントです。)異国体験後のnikoさんには、日本が、また違った姿として見えてくるでしょうね。我々が、慣れから忘れてしまっていることや、再発見する日本のよさ等、また色々お話を伺うのが楽しみです。
投稿: philjoy | 2008年5月23日 (金) 15時39分
philjoyさん
日本は私にどのように映るのか、また帰国してからゆっくり考えてみたいと思います。帰ったらまた、あの日本の膨大な情報の渦の中に身を置くことになりますが、自分の頭と心から出る言葉に敏感でありたいなあと考えています。また、ブログを覘いてくださったら嬉しいです。
投稿: niko | 2008年5月25日 (日) 02時39分