全然悪くない
本当に落ち込んだり、元気がないとき、笑顔を見せたり、がんばるよ。と答えられないときがあります。
心にまったく余裕がないとき、私は心のドアを閉じてしまうところがあるのかもしれません。実際にはドアは開いているように見せかけていることもあるけれど。ドアにチェーンをかけたまま、半開きの向こうへとむしろ明るく声をかけることもあるけれど。
でもやっぱり、ドアは開けるためにあるのだと気がつきます。 ドアは向こう側に出かけるためにあるのだと思うのです。
気持ちが下を向いて歩いていると、すれ違った子供がにこっと笑いかけてくれます。
沈んだもやもやの中から開いたパソコンの画面に、偶然の贈り物のような言葉が浮かび上がってきます。
落ち込んで、くやしまぎれに作ったパンが奇跡みたいにふんわりと焼き上がります。
涙が落ちないように見上げた空に、飛行機雲がぐんぐんと竜のように伸びあがっています。
地団駄を踏もうとして、ふと道端で見つけた十字架の形の真っ白い花、
愚痴をこぼそうと思った瞬間に、耳に入る小鳥のさえずり、
ため息をついたとたんに、若葉をゆらす風の音色、
そして、ばったり出会った友達の優しい優しい声。
うまくいかないことも多いけれど、こういう日々も悪くない。
迷ったり、悩んだりするのも悪くない。
生きているのって全然悪くない。
何だか説明のつかない何かに助けてもらって、私は今日もふらふら、あたふたしながら、どこまでも続く道を歩いています
。
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