あなたは本気ですか?
先日、いつもその文章の魅力にすいよせられるように、まめに訪れさせていただいている<michiさんのブログ>で、素晴らしい記事を読みました!ヽ(*゜∀゜*)ノ
こちら→ <まずはお詫びから> <Bursting at the Seams 1>
<Bursting at the Seams 2> <Bursting at the Seams 3>
インターネットの良いところって、遠い場所に住んでいる色々な人とこういう自分が感動したことを、シェアできることですよね。
ということで、michiさんが書かれたこの記事を私なりに紹介させていただいて、訪れた皆々様と、どんどこシェアしていきたいと思います。(michiさんのブログを見ている人のほうが間違いなく多いと思いますが(^∀^)ゞ )
michiさんが紹介されていたのは「BBC Radio4」で放送された「Reith Lectures 2007」という番組です。これは年に一回、世界一流の学者さんが講義をしたものを放送する番組だそうです。
私も早速「BBC」のサイトをチェック。音声も原稿も手に入るのですが、第一印象は「うーーん、難しいかも」。でも何でも最初から無理だと思えば無理だけど、できると思えばできる!!(すごい強引)と思い直して、michiさんの記事を片手に講義の原稿を読んでみました。(でも正直むずかしかったです…o(TヘTo) )
以下、この番組を要約されましたmichiさんの記事をさらに私なりに要約したものとお考えください…。(自分の英語力のなさを痛感いたしました)
今回、講義をしたのは「Jeffery Sachs」。アメリカの経済学者で、「世界で最も影響力のある人物」の一人に選ばれたとか。(詳しくはこちら)
原稿を読んだ感想としては、細部にわたる知識、その知識に振り回されない大きな流れを読む広い視野、それを支える暖かい心がバランスよく備わっている素晴らしい学者さんだなあ、と思いました。
彼、Jeffery Sachsは言います。(わたしの意訳です)
「たった一つの鍵だけで、平和のドアは開きません。限られた大国がよしとするようなご大層な魔法がかった公式なんて存在しません。真の平和はたくさんの国々のたくさんの行動が集まってつくられるのです」
今、この時代を生きている私たち。私たちが住む今の地球を彼はこう称しています。「Bursting at the Seams」 michiさんによると「袋にぎゅうぎゅうに詰められて、今にも縫い目が裂けそうになっている状態」のこと。
―― なるほど確かにそうですね(*^-^*)。地球は人があふれてパンパン。物があふれてパンパン。道路は車で、電車は通勤、通学する人でパンパン。情報があふれてパンパン。ストレスでみなさんの心はパンパン。うさを晴らすためにビール飲んで、おじさまたちのお腹はパンパン…。
混み混みの地球を生きる私たちですが、今を担う私たちに与えられた大きな課題があることを彼は示しています。
一つは「Anthropocene」。「地球の歴史上、かつてないほど地球に人の手が入っている」ということだとmichiさんはおしゃっています。人間が都合の良いように、欲望のままに、地球をつくりかえてきたということだと思います。例として中国が挙がっていました。近いうちに二酸化炭素の排出量が最も多い国になるだろうとのこと、そうなればヒマラヤの雪は溶け、それは黄河や揚子江の流れを変え、アジア全域の川へと影響は広がっていくというのです。そして一つの行為が、一つの影響を生むだけでなく、たくさんの影響を地球に与えていくことを付け加えています。
二つ目は「geo-politics」。「地理的な位置関係が政治、国際関係に与える影響を研究する学問」のことだそうです。確かに自分の住む国が地理的にどの場所にあるか、ということはその国の政治がどうなるのか、他国とどうつながっていくのか、を決める大きな要因になりそうです。例として挙がっていたのがアメリカ合衆国。アメリカが世界の中心、リーダーであることを疑っていない人は日本にもいることと思いますが、彼はそれを「fantasy」だと言っています。経済力をつけたインドや中国の世界における発言力が強まることを示唆しています。幻想を捨てて、新しい視点で地球を捉えていく必要があるのだと思います。
三つ目は「the weakest links」。michiさんはJeffery Sachsの言葉をこう伝えています。
「互いに結び合っているこの世界に生きる私たちは最も弱い立場にいる人たち ――貧しくて生きることができない人たちに―― 手を差し伸べる必要と責任があり、ひいてはそれが私たち自身の生存にも繋がるのです」
彼はさらにこう言っています。(わたしの意訳です)
「私達が安全だとどうやって思えるというのでしょう。その日を生きぬこうともがいている一億人の人たちを放っておいているのに。最も貧しい一億人の人たちが毎日、口にするものを得るために戦い、飲み水に含まれた死にに至る病原菌と戦い、マラリアをもたらす蚊と戦い、命を蝕む病気と闘っているというのに」
そして、彼はこれらの問題をひとりひとりが自分の問題として捉えようと呼びかけています。
―― 自分のちょっとした一つの行為が世界を、地球をつくっていく。だから個人個人がつながり合えるこの時代に、私達が本気で解決しようと思い、本気で行動すれば、地球は変えられる。私にはそういうメッセージが聞こえてきました。
彼、JeffreySachsは、本気です。私が一番心を打たれたのは、本気で地球を幸せなところにしようと考えている、彼の情熱だったように思います。(それだけ?って言わないでね)
自分はどうだか考えてみました。
私のアパートではゴミの分別がありません。「一緒くたに何でも捨てて! アメリカは何でこんなに無関心なんだろう!」と怒っていたけれど、そういう自分もみんなと同じようにゴミを一緒に捨てています。
「アメリカは冷房か暖房かどっちかいつもかかってるよね」とぼやいていたけれど、そういう自分もちょっと熱いと冷房を入れています。
友人が肌に優しいし、環境に良いと教えてくれた無添加石鹸を使っているくせに、食器洗剤や洗濯用洗剤は市販のものをそのまま使っています。
意識せずに、車に乗り、水を使い、電気を使い、ものを買います。
「あなたは本気ですか?」
「本気でこの地球を変えたいと思っていますか?」
Jeffrey Sachsさんの声が聞こえてきそうです。
彼は次回からの講義で、新しい政治、新しい課題の解決法、新しい個々のつながりをきっともっと深く掘り下げて話してくれるだろうと思います。
素晴らしい記事を書いてくださり、この講義内容を紹介してくださったmichiさんに感謝したいと思います。ありがとうございました。
最後に私の好きなマザー・テレサの言葉を紹介したいと思います。
「わたしたちのすることは大海のたった一滴の水かもしれません。
でもその一滴の水があつまって大海となるのです」
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コメント
nikoさん、本当にどうもありがとうございます。あの記事を読んで、ここまで理解と関心をもってくださっていたなんて、本当に、読みながら感激しました。あれを書きながら、読みやすく・・・と思いながらも、「やっぱりちょっと固い話題かなー」と思ってたんですけれども、それでも、何人か、何か感じてくださって、書いた甲斐があったと思います。
そう、私も聴きながら、一番感銘をうけたのがSachs教授の使命感のようなものでした。地球が直面している危機の深刻さを伝えるだけなら、ほかの科学者たちでも言えるとおもいますが、Sachs教授の「解決できるのだ」という信念に圧倒されました。
正直言って、やっぱりちょっと難しいところがあって、なかなか多くの人には聴いてもらえないかなというのが残念ですが、nikoさんがこうして記事にまとめて、問いかけをしてくださって、本当に嬉しいです。
紹介した私自身、実態はお粗末です。自分自身で、Lectureを聴いたことをまとめ、感想をかき、さらにnikoさんの記事を読みながら、そしてご紹介されているマザーテレサの言葉を心に刻んで、考えて生きたいと思います。本当にどうもありがとうございました。
投稿: michi | 2007年4月24日 (火) 00時23分
こちらこそ、こういうことを考える機会を与えていただいて、ありがとうございました。普段だと興味を持たないような内容だったのですが、michiさんの記事のおかげで違った分野に触れることができました。(*^-^*)
難しくて理解できない部分も多いかもしれませんが、興味のあるテーマの講義はこの後のものも聴いたり読んだりしてみたいと思います♪
投稿: niko | 2007年4月24日 (火) 08時39分
nikoさん、先日はコメントを有り難うございました。
この話題は、連休前からず~っと気になっており、今日、腰を落ち着けて読ませて頂いています。
3部作!、ジックリと…と思いましたが、あまりに考えさせられる内容であっという間に読み終えてしまいました。nikoさんとmichiさんのメッセージが沢山の人に伝わるのを祈るばかりです。
人間が地球に及ぼす影響、今は温暖化がトレンドかもしれませんが、いろんなところで痛感することがあります。そして、山間を切り開いたドライブウェイを走る自分を振り返ると、どこからが環境意識なんだろうと思うことが多々あります。
この便利さを手放すことができるのか…、できないなら何が自分にできるのか…、まずそれから考え直さなくてはなりませんね。
以前、「温暖化で南極の氷が溶けて界面が上昇しようが、人間は堤防を作って生き延びますよ!それだけ技術は進化してるんです、人間をバカにしてはいけません。」という変な前向きな意見を聞いたとき「ばかもの!」と非難しました。でも、その後、自分の行動に振り返る事はありませんでした。今、思えば、それはその人の言葉をとおして自分を振り返るチャンスだったんだと思います。
今回、nikoさんとmichiさんの記事を読んで痛感しました。学者さんがおっしゃらないと、問題視できない自分が、実は一番問題なんだなぁって(笑)
そして、実は自分を振り返る機会は日常溢れているわけで、私はもっと大切に日々生活しようと思いました(*^_^*)
マザーテレサの言葉、個の偉大さを表現した大切な言葉ですね。
私もmichiさん同様、心に刻もうと思います(*^_^*)
有り難うございました♪
投稿: びっちゃん | 2007年5月 1日 (火) 17時23分
びっちゃんさん
こんにちは。私のブログに来てくださってありがとうございます!コメント読まさせていただいて、びっちゃんさんの感想にまたまた感動してしまいました。(あちこちで感動してばかりですが…(^∀^)ゞ )便利さを手放せない今の自分に何ができるのか、私も考えてみたいと思います。びっちゃんさんのコメントを読んで、何だか肩の力を入れてカリカリ環境保護とかを叫ぶんじゃなくて、もっと何というか…、毎日のことで新しいことができるんじゃないかと思ったりしています。この記事に目を通してくださって、考えてくださったこと、本当にありがとうございました!(*^-^*)
投稿: niko | 2007年5月 2日 (水) 11時53分
nikoさん初めまして、koalanと申します。
私も今、遅ればせながらサックス教授のレクチャーを聴いてます。
サックス教授のレクチャー、感動的ですよね。nikoさんのおっしゃるとおり、大きな流れを見失わない、素晴らしい研究者だと思います。個人が行動に移すことについても考えさせられますね。私も現在アメリカで、ゴミも分別しないのか!と怒っていましたけど、私もそのまま捨ててしまってます(--; 難しいことですが、長期的な見通しを捨てず、地道に努力することが解決への道なんでしょうね。
(あと、michiさんの記事も読みましたが、お二人とも思慮深い記事を書いてらしてすごいです。本当に、ブログって感動をシェアするのに的したツールですね^^/)
それでは、またおじゃまさせてもらいますね。ブログの更新、がんばって下さい。
投稿: koalan | 2007年5月28日 (月) 18時33分
Koalanさん、はじめまして。私のブログに来てくださって、ありがとうございます(*^-^*)。koalanさんもアメリカにお住まいなんですね。ゴミの分別が無いのには私もビックリしました。スプレー缶も電池も新聞紙もソファーも一緒に捨ててあって…。この前リサイクルできるものを捨てられる場所を発見し、それは利用するようにしています。koalanさん、確かに現状を変えるのはなかなか難しいことだと私も感じています…。でもおっしゃるとおり、難しいといってあきらめるか、小さいことでもいいから行動するかで少しずつ道が分かれていくのかも、とkoalanさんのコメントで改めて感じました。あとでkoalanさんのブログもぜひ拝見させていただきますね。暖かいコメント、ありがとうございました(*^^*)。
投稿: niko | 2007年5月29日 (火) 13時09分