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ジャマイカ

ジャマイカに行ってきましたヽ(*゜∀゜*)ノ

群青色から翡翠の色へのグラデーションが美しい海。

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そこに別の世界があると信じたくなる雲の峰がそびえる青い空。

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私たちはいつも旅先でのんびりするのが好きです。

ジャマイカでも、すこし町へ出たり、ゴルフをしたりしましたが、あとはほとんどホテル内のビーチで過ごしました。よく冷えたビールやカクテルを飲みながら本を読んだり、音楽を聴いたり、泳いだり、昼寝をしたり…とても幸せなときを過ごしました。

本好きの私としては、旅先へ持って行く本のセレクションにはかなり真剣にとりくみます。今回は最近いつも英語の本を読んでいるので、日本語の本を持っていくことにしました。

こちら

日本の歴史をよみなおす (全) 日本の歴史をよみなおす (全)

著者:網野 善彦
販売元:筑摩書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ジャマイカの遠い空から日本のことを考えながら読みました。

この本は、今まで疑問を持たずに信じてきた私の思い込みに新しい風を吹き込んでくれました。日本史という範囲を超えて、ものごとの見方、捉え方を教えてくれました。

なぜリゾート地にこの本を?と今となっては自分で自分が謎(´-ω-`)ですが、この本を読んで良かったと思っています。

ゆったりとした休暇を過ごすのが好きな私たち夫婦ではありますが、夫は私とは性格が反対で、とても社交的。ホテル内では、宿泊客のために一日中さまざまな催し物が企画されているのですが、彼は気が向くと、そういったプログラムにもどんどん顔を出します。ミニサッカーに参加して、イタリア人たちと仲良くなったり、夜のビーチパーティーでは同席のアメリカやカナダのご夫婦たちとすっかり意気投合、その後もバーで一緒に踊ったりお酒を飲んだり。私もおかげで、さまざまな国の人たちと触れ合う機会がたくさんできました。そしてその交流は、私にとってこの旅で一番心に残る楽しい思い出になりました。

お酒が入ってリラックスしてくると皆さん英語が早口になって、私はもちろんのこと、夫でもよく理解できないこともあったようです。それでも物怖じしないというか、少しくらい恥ずかしい思いをしても、どんどん人の中へ入っていって、新しい経験を積もうとする夫に今回は少し頭が下がる思いでした。

ジャマイカから帰ってくると、ジョージアはクリスマス。我が家は頑固に(?)日本風のクリスマスケーキを買ってきて(そういうケーキを売っているお店があるんです(*^-^*))二人でがつがつ食べました。

なんとも風情のないクリスマスでございました(^∀^)ゞ

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The Book Thief

本のタイトルを見ただけで、何だかわくわくしませんか?そして内容も、その期待を裏切らない素晴らしいものでしたヽ(^◇^*)/ 

The Book Thief Book The Book Thief

著者:Markus Zusak
販売元:Alfred a Knopf
Amazon.co.jpで詳細を確認する

ページ数: 552ページ

作品区分: YA

ドイツのナチス政権下の時代、9歳のLieselは、ミュンヘンの夫婦にひきとられた。養父のHansは、Liselが盗んで持ってきた本を見つけても彼女を叱らず、夜中に本の読み方を教えてくれる。アコーディオンも上手で時々聞かせてくれるこのPapaのことがLiselは大好きになる。

第二次世界大戦がはじまり、暮らしはますます苦しくなるが、Lieselは友達と通りでサッカーをして遊んだり、Papaと一緒に本を読んだりして幸せだった。ある日、市長の奥さんの書斎に入れてもらったLieselは、本で埋め尽くされている部屋に茫然とする。そして、どうしても本を自分のものにしたくなり、彼女は本を盗んでしまう。

一方、Hansは、国民の多くが支持をしているナチスに賛同できずにいた。第一次世界大戦のときに、命を助けてくれた軍隊の仲間が、ユダヤ人だったからだ。ユダヤ人への弾圧が厳しくなるなか、命の恩人である彼の息子が助けを求めてやってきた。Hansは、その青年Maxを自宅の地下室にかくまうことを決める。

Maxが病気で寝たきりになったとき、Liselは傍らでずっと本を朗読してあげた。そのお礼にMaxは手元にあるたった一冊の本「わが闘争」のページをやぶり、短い物語を書いてLiselに贈る。

MaxとLiselの一家の絆は深まるが、ユダヤ人の弾圧は激しくなり、戦況は悪化していく。空襲から避難するために、街の人々はシェルターに集まった。動揺する人々の中でLiselは持参してきた本を声に出して読み始める。Liselが発する物語を聴きながら、人々は攻撃の恐怖をやりすごす。Liselたちは自宅に戻ると、Maxが無事なことを確認し、ほっとする。しかしある日、捕虜となったユダヤ人たちを収容所まで歩かせて人々に見せる「パレード」を目撃したLiselたちは、Maxをかくまい続けることが難しいことを悟る。

―― ナチス政権下の過酷な時代を生きる少女と、本と、言葉の感動の物語。

作家について

Markus Zusakは、1975年オーストラリアに生まれる。本作品は、両親から聞いたドイツのナチス時代の話がきっかけとなって生まれた。前作「I am the Messenger」では、オーストラリア児童図書賞を受賞している。現在オーストラリア、シドニー在住。(作家のHPはこちら

感想

ドイツのナチス政権下、1940年前後の厳しい時代を舞台にした物語であり、その悲惨さに胸が痛くなります。しかしその背景をベースに、作者が本当に伝えたかったことは別にあると感じました。

Liselが市長の奥さんの書斎で、あらゆる本に触れて、あらゆる本を感じる場面。

MaxがLiselのために書いた、短いけれど清らかな宝石のような物語。

そしてそのMaxを支えていた一冊の本「我が闘争」(アドルフ・ヒトラーが書いたものです)。

シェルターの中でおびえている人々にLiselが本を読み聞かせる場面。

MaxがLiselに贈った、まっすぐで優しさに満ちたもう一つのお話「The Word Shaker」。

作者の「言葉」「本」に関する強いメッセージを、読者はいたるところで受け取ることになります。

さらにもう一点、鍵となるのが語り手の存在です。主な登場人物であるLiselでもMaxでもありません。作者は語り手に「death」を登場させています。この語り手が作品をありきたりなものにせず、奥行きのある素晴らしいものにしていると私は感じました。

そして、決して読者を中だるみをさせることなく、最後まで作品の世界から逃さないのは、ストーリー展開そのものだけでなく、文章の魅力によるところも大きいと私は思います。YA作品に限定するのはもったいないくらい、上質で力のある文章だと感じました。

最後に。

この本は私に「日本」を思わせました。そして、「アメリカ」を、いま現在戦いをしているさまざまな土地の名を、思わせました。この作品は第二次世界大戦前後のドイツを舞台にしていますが、けれど私が生きている今現在の世界のどこの場所が舞台であってもおかしくない、と思わせました。

一体、これから私たちはどこへ行くのだろうか? と頭を抱えたくなるニュースであふれかえっていますが、1975年生まれの作家がこのような作品を書くことに、もしかしたら素晴らしい未来が待っているのではないかと、少し目線があがった気がしました。生きた年数で言えば、わずかに先輩であるはずの私ですが、この本にはとても励まされました。私としては、最近のベスト本。今後も注目していきたい作家となりました。

印象に残った文章を引用します。

I have hated the words and

I have loved them,

and I hope I have made them right.

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「深読み」への道(その一)

わたくしの現在のいちばんの目標は「もっと深く、ちゃんと英語の本を読めるようになりたい」でございます。(。・o・。)ノ(詳しくはこちらの記事へ

私のなかで、名づけて「深読み」(単に縮めただけですが)プロジェクトなるものが、単独で、ひそかに、ゆっくりと、進行しております。しかも予想通り、道は長く険しいものとなりそうで、スタートして間もないうえに、歩みののろい私にとって、まだまだ効果のほどは??(´-ω-`)う~ん …

けれど今回はその一つを、めげずに中間報告しようと思います。

「深読み」への道 その一 

「聖書」。

彼らにとって神さまとはどんな存在なのでしょう?

日本にはやおよろず(八百万)の神さまがいると言われています。(もちろん私たちには、人それぞれ、自分の信じているそれぞれの神さまがいることと思います)

私の場合は、神さまとはあちこちにいらっしゃる存在です。森にも川にも空にも、神さまはいるのだと考えています。

私のアパートの窓から、大きな松の木が見えます。スコールのあがった後、その松の木が太陽の光に照らされて、美しい黄金の粒をふりまいているように見えるとき、私はそこに神さまがいるのを感じます。ジョージアの冬の澄んだ夜空に、奇跡みたいにまんまるいお月さまが浮かんでいるのを見たとき、私はそこにも神さまがいるのを感じます。

ぬくもりに包まれるような雰囲気の神社にも、整った空気の漂う寺院にも、そして青い空をくっきりと区切る白い塔を持つ美しい教会にも、私は神さまはいるのだと感じます。

けれど、それじゃあ、その神様は別々なのか、全体なのか、自然の中にいるのか、自分の心の中にいるのか、つきつめて訊かれると、分かりません。それは、そこまで深く考えたことがないからかもしれないし、考えても分からないことなのかもしれません。

私が生まれて育った日本は、地震の多い国ですが、地震がどんなに科学的に解明されても「土地の神さまが怒っている」とか「地球が何かを伝えようとしている」という気持ちがぬぐえないのは、私だけではないと思います。

その神さまへの考え方から、私を含めた日本人の価値観や、日本の文化や、日本という国を理解することにつながるのではないか、と思うのと同時に、

「聖書」を理解することが、彼らを、そして彼らが生み出す文学を理解することにつながるのではないか、と考えました。

とは言え、そんな大それた地点にまでたどり着くには、たぶん途方もなくものすごく、時間がかかると思います。

でも、「聖書」は英語圏の人々がよく読む本だということになります。彼ら共通の知識を得ることは、英語の本を読む大きな手助けとなりそうです。「聖書」は小説などによく引用されるし、そのモチーフはよく使われると言われています。それに少しでも気づけるようになったら、嬉しいですよね。(*゚▽゚*)

そもそも「聖書」って何が書いてあるの?(怖いくらい初歩ですね...Σ( ̄ロ ̄lll) )

というわけで、まずはこちらから...

What's in the Bible: A One-Volume Guidebook to God's Word What's in the Bible: A One-Volume Guidebook to God's Word

著者:R. C. Sproul,Robert Wolgemuth
販売元:W Pub Group
Amazon.co.jpで詳細を確認する

もちろん、これ一冊では全然分かったことにはならないと思います。この分野の本は、これからもちょこちょこ読んでいきたいと思っています。特に一冊ごとに感想をUPすることはしないと思いますが、面白いものがあったらまた紹介させていただきます。(*^-^*)

そして、日ごろ考えたこともなかったのですが、何だか日本人にとっての神さまについてもとっても知りたくなってきました。いつの日か、こうして吸収した知識が知識で終わらず、人生の糧となる知恵へと変わるように、本を手にゆっくりと歩いていきたいと思います。それにしても、興味はどんどん広がります。幸せなことですねヽ(^◇^*)/ 

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